月の出 vs 月入り
太陽で考えてみると、日の出と日暮れはどちらが好きか色々意見が分かれる所でしょう。朝日は活力を与え夕日は安息感を与える。確かに甲乙つけ難い魅力です。
では月は?
日本では古来「月待ち」の風習があり、観月の対象も月の出にこだわります。昔は電気がなかったから太陽が沈んだ後真っ先に東の空に上ってくる満月の光に無上の喜びを感じたのでしょう。
地平拡大というパース効果との相対性による目の錯覚で地平付近にある月や太陽ほど大きく見えます。だから地平付近の月が特に印象的だということもあります。
ところが、我々現代人には月の出を待つ感覚はあまりぴんと来ません。光はいつでも有り余っているから、むしろストレスを沈めるリラックス効果を体が求めます。
暮れゆく夕日、夕焼の風景からだんだん暗くなった空に交代するように輝きだす三日月の凛とした姿。この交代劇こそが最大のリラックス効果をもたらす奇跡的な天空ショーだと最近私は思っています。
日の入りの時間帯に夕焼空と交代する位置関係にあるのは西の空の夕刻の月。すなわち三日月。古人は東の空の満月を待ち、現代人は夕暮れから三日月への移り変わりに心を静める。
いずれにしても月に1日か2日のレアチャンスです。これがまた天候に邪魔されることが多いのです。今まで何度裏切られたことか!
絶品の肴と共にを用意万端の月舞台。
ところが、、、。
「あ〜あ・今回もまた見れなかったな。また来月までお預けだっ!」なーんてね。
- 2008/07/01(火) 11:50:44|
- 2008年7月
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