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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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建物探訪その2大多喜町編

 大多喜町建物探訪

 千葉県の大多喜町で新築の計画があり,現地調査と情報を集めに大多喜町の役場に行った。前回訪れたのは10年位前だろうか。当時から老朽化による建て替えの話が出ていたが、名建築ゆえに新築をすることは止めて改装+増築が施される事になったと聞いていた。コンペに勝ったのは東大の千葉学さんで、エントランスの軸線を合わせてハイサイドの自然間接光が特徴的な新庁舎が増築されていた。

DSCF5948_convert_20130528111313.jpg
<手前が増築された新庁舎、奥が旧庁舎である>



 大多喜の役場といえば故今井兼次先生の名作で私が学生の頃、一番最初の設計製図はこの建物の図面のトレースであった。当時今井先生は名誉教授としてまだご存命だったと記憶しているが、そんなに凄い建物には見えなかった。当時は建築を見る目もなかったということだろう。


DSCF5912_convert_20130528111809.jpg


DSCF5918_convert_20130528111415.jpg

 

 この建物は昭和34年の日本建築学会賞を受賞した作品だから、すでに50年以上前に立てられたものである。当時は大多喜村役場といったが周りには建物などなく、のどかな過疎の田舎に何故こんな名建築が生まれたのかは不思議である。



DSCF5939_convert_20130528111240.jpg
<トップライトにも優れたデザインと職人手作りの技の痕跡が>

 

 ところが、今の大多喜町は本当にいい所で観光客も多い。古く手入れされた建物が多く町並み保存の意識も高い。公共建築物もよくデザインされ、建築家の手が入っていると思われるものが多かった。このような建築コンシャスな街づくりの意識を作ったのは、きっとこの役場の建物だったのだろうと思う。何もない名もない村のたった一つの名建築。この建築の果たした役割は大きかったに違いない。





「木の凄い家」本舗
  1. 2013/05/28(火) 13:56:55|
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Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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