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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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石巻・奇跡のお寺

 石巻・奇跡のお寺

 震災から半年がたちました。復興がどれほど進んだのか?この目で確かめようと石巻へ行って来ました。瓦礫の山、つぶれたままの建物があちこち残っており、震災の爪あとのあまりの深さに呆然とします。ほぼ全ての物が流されて遠くまで見通せる風景の中、一際目に付く二つの建物。それはおそらくこの石巻漁港付近で一番立派な建物であったろう石巻市立病院の建物。そして立派な瓦屋根を持つお寺でした。



DSC_0160-thumb-500x333-55.jpg
<震災直後の石巻。海のそばの大きいビルが病院の建物。これは今でも中はぐちゃぐちゃで再建できるとはとても思えない状態。流れ込んだヘドロが詰まっています。写真中央少し左下にお寺の本堂と関連施設が見えますね。これは立派に残っているのです。びっくりです!>



 近くによって見ると周囲には墓石が散乱した状態で、ボランティアの方が散乱し流された墓石を集めて整理していました。このお寺は西光寺というお寺ですが、瓦までほとんど立派に残っています。



IMG_0431_convert_20110926222656.jpg
<現在の西光寺>

 何故こんなにも立派な状態で被災を逃れたのだろう?頭でっかち、すなわち頭が重く耐力壁の少ない柱だけの建物は耐震的でないというのが建築構造の常識です。

 内部に入ってみると6寸程の太い柱が整然と並び内陣と外陣を形成しています。太い柱と梁の構造の健全さは見て取れましたが、壁の量は寺としては平均的というプラン。では何故こんな立派に生き残ったのか??

 おそらくは最初の地震動はこの土壁と骨太の架構で対抗した。しかし、その結果壁は崩れて落ちた。そこに津波が来たわけだが、すでに壁が落ちて柱だけになっているから水の抵抗を受けずに津波はスルー。幸い密に骨太の柱が入っており、写真で分かるように重たい屋根であったから水の浮力にも流されずに耐えたのだろう。伝統工法は100年に1回の大災害にも耐えて生き延びてきた技術。現代技術の最先端の原発の建物の危うさと違って、歴史が完全に安全性を証明しているんですね。





木の凄い家」本舗
  1. 2011/09/26(月) 10:39:13|
  2. ゼロカーボン/伝統工法・世界基準
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Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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