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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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究極のシロアリ予防<月的寓居Ⅲ建築レポート3>

 究極のシロアリ予防法

 月的寓居Ⅲの基礎工事が順調にすすんでいます。基礎工事で土をいじる時、いつもシロアリさんのことを考えてしまいます。


 シロアリの予防は木材塗布にしても地中処理にしても薬剤を使います。地中の生態系を守っているシロアリを不自然な形で処理をするのは人間のエゴですよね。
 木で家を作る場合、その木と自然風土との関係性のデザインを間違えれば、自然からの攻撃を受けるのは当たり前です。私は在来工法において、床下を作る工法自体が風土とマッチしていない点で間違いであると考えてきました。床下を布基礎で囲い、土台を床下の見えないところに配置する現在の工法は、それまでの伝統のやり方を断絶して耐震強度だけを考えた間違い工法だと思います。
 それはある時、急に決められた工法です。きっかけは壁に筋交いを入れる耐震工法の導入に遡ります。この時、風土を無視して構造耐力だけを追求する片手落ちをしたのです。そしてこの時、千年の伝統技術の積み上げを無視する間違いをしました。
 じめじめする日本の風土で床下空間を囲い込めば、そこに問題が出るのは当然です。そうしておきながらシロアリだ腐朽菌だと騒いで薬剤処理するのはおかしいですね。

 近頃、高断熱気密工法が基礎断熱という画期的な進化工法を生み出した時、いったんはこれでシロアリから守れると思ったものです。これは技術の進化だと私は評価しました。実際、基礎断熱はシロアリから建物を守る方向に働いていることも多いと思います。しかしこの工法が被害を呼ぶケースが出ました。シロアリは見えない恐怖で過剰反応する人も多かったのでしょう。以来シロアリ論争は商売がらみもあって一向に落ち着きを見せません。

 そもそも数年しか持たない薬効期間にシロアリ保証を出しても意味がないのではないですか?5年10年の保障期間の終わった後はどうするのでしょう。一番重要なことは、床下を持たない工法にして土台にいたるシロアリの進入が目視で確認できるようにしておくことです。運悪く進入してきたらそれからゆっくり駆除すればよいのです。
 アースハウジングでは基礎の断熱の内張りを好みません(熱容量の確保の点から)。断熱は外張りのままです。シロアリ防御のちょっとした工夫が仕込まれているだけです。防蟻剤も保障も何も必要ありません。



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<月的寓居Ⅱ2010年竣工の一階ホール>



過去の参考記述
  1. 2011/07/22(金) 16:30:47|
  2. アースハウジング/地球体温
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Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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