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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

アフリカで建築をつくる

アフリカで建築をつくる宣言 by 森林・環境研究所

私たち日本人にとってアフリカは遠い国です。物理的距離も遠いけど精神的な文化の隔たりはもっと大きい。肌の色の違いが原因ではなくすべて教育が悪いのだと思います。日本人はほとんどアフリカの歴史や文化を知らないのですから。
西欧至上主義の中で搾取され続けてきたアフリカ。それらの国々を後進国として無視してきた日本。すなわちアフリカの根底にある圧倒的に豊かな文化と人間的優越性に蓋をしてその発芽を妨げようとしてきた西欧諸国と、ただ見ようとしなかった日本人という構図があるのです。

今、その先進国たちの拡大資本のシステムにほころびが見え始めています。大資本の経済システムや物つくりのシステムあるいは労働のシステム、社会における人間同士の関係性を紡ぐシステムまでほとんどすべてのシステムが疲弊してほころび始めているように見えます。こういった環境に慣れている私たちの目をもってアフリカを体験すると、まさに全ての点で瞠目します。

所詮我々経済先進国は建築で本当のエコなどできっこないのだと思います。大資本経済に飲み込まれた物作りはすべての材料生産、流通、労働に至るまでが大きな産業システムの一部となってしまっています。すべてを変えなければ一部だけを変えることはできない。アフリカを体験すると物つくりと労働と表裏一体な関係にあるのが環境と経済なのだということがよくわかります。この先アフリカが先進国の2の轍を踏み、浮上できない国々のままになってしまったら人類は最後の復活のチャンスを失うことになるでしょう。

大資本のないきわめて自由な小資本の生産体制。大資本の建築部品や建材のない地産池消の建築素材。究極のローエミッション。こういった現在ある状況を上手に温存しながら究極の生産文化経済システム、そして労働の価値体系を構築できれば、それこそ人類の手本、あるいは救世主としてアフリカが一周遅れのトップランナーになれる。大資本の大きな経済歯車に引きずられることなく、歴史によく学びながら今の方向とは違った道を構築してゆくことにしっかりと私たちは協力して行こう。これがすでに一度失敗してしまった我々の責務なのだろうと思います。。



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<西アフリカ、ベナン郊外の土の家の村。ある意味で美しく未来的でもある>



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<その場所にある土に水を加えてこねる。そして積み上げる。道具は手。>


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<現場には何もない。掃除も必要ない。養生の草だけ。究極のゼロエミッション。>



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<住居は夜に休息するためのもの。まさに洞窟のアナロジー。大地の懐に抱かれて。>



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<かつてはこの草で屋根を葺いた。今は何故かトタン屋根。工業化の魔の手が忍び寄る>



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<ベナンの経済首都コトヌーの建築。これではマズイ。粗末なコンクリートにモルタル仕上げがほとんど。この方向はマズイ!!>



森林・建築環境研究所
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  1. 2014/09/30(火) 18:13:57|
  2. アースハウジング/地球体温
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プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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