FC2ブログ

Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ホームは地球、そして森

 ホームは地球、そして森

 動物も含めて、我々のホームは何処か?ということが分かる体験を最近時々している。このところ毎年、スリランカ南端のヴェリガマのバーベリンというところで休暇をとるからだ。

 素晴らしい南国の大自然の中で約1週間。うっそうと茂る熱帯の樹林の中、鳥や獣の声、虫の声、波の音や樹木の葉音しか聞こえない。しかも凄く大きな音声。しかし、全くうるさいとは感じないのも不思議である。むしろ全てが調和して心地いい。
 朝日と共に一斉に鳥たち野生動物が活動を始め、日没とともに静まる。あとは虫の声と波の音。大きくゆったりしたリズムの中で太陽、地球と共に森の中と生き物が、自然のリズムで一体に暮らしていることがよく分る。
 きっと人間も昔はそうだったのだ。この見事な一体性から人間だけが突出して外れてしまったのだ。まったく見事というほどに、生命の一体性の中から外れて孤立してしまったのだ。

 私がバーベリンの大自然の中にいるといっても、ただ人工物の建物の外のバルコニーのベンチで、ただ自然の部外者として存在しているだけだ。しかし、その孤立感を感じられるだけ、自然と一体になれているという事なのである。それだけで感動がある。その場所で自然の生活リズムや食事の見直し、アユルベーダの薬草を使ってデトックスやトリートメントを受けて体質改善を図るというささやかな試みをして帰ってくる。

 しかし、一週間くらいの短い期間では元に戻るはずはない。「最低3ヶ月は変わるのに必要だ」そこで知り合ったドイツ人のビジネスマンは言った。彼はそれでも毎年3週間の休みを取って来ているという。彼の言うことはおそらく正しいだろう。

 私たちは一週間の休暇の後、バーベリンから車で4時間近くかけてコロンボの空港に着く。と、その時にはすでに、私が自然と一体と感じたあの感覚は霧散している。つまり完全に自然との部外者に戻っているのだった。そして、それは途切れることなく日本まで、そして家まで、翌日からの生活に自動的に繫がっていくだけなのである。
 やはり、ここで最後に帰る住居にだけは人間の頭脳の都市化、すなわち大脳新皮質という現代脳の産物から開放された自然の安らぎを求めたい。それは地球との一体を感じさせてくれるホーム。あのバーベリンで感じた生物の全体性というべく森のアナロジーとしてのホーム。今回もそれが再確認が出来ただけで終わってしまったけど。


L1060060_convert_20131028213244.jpg
<バーベリンの自然に共生した建物。設計はジェフリー・バワ>



木の凄い家」本舗
スポンサーサイト
  1. 2013/10/28(月) 21:57:59|
  2. アースハウジング/地球体温
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。