FC2ブログ

Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

ガンジス・リバーサイドホテルでエコを考える

 ガンジス・リバーサイドハウスでエコを考える

 20代のころからインドにはまっていました。インドには昔からオべロイやタージといった名門高級ホテルはありましたが、バラナシではいつもガンジス川沿いの小さなゲストハウスに泊まります。ガートの喧騒や、夕日や朝日とガンジス河の光景が重要なポイントだからです。
 バラナシのリバーサイドは今でも車も入れない迷宮都市の様相で、まさに時間の止まった空間です。最初に行った頃は電気も足りず、停電はしょっちゅうでした。お湯はなかったしエアコンなんかとんでもないといった感じでした。まあそういったタイムマシン感覚を楽しむのがバラナシ探訪の極意なのです。
 100年も前から大して変わらないと思われたバラナシも、今急激に変わってきています。都市インフラが整備されないままだから大きくは変われませんが、便利な電化製品はとめどなく流入しているようです。インターネットや携帯電話なども相当普及しています。


 安全と便利さ、そして清潔さは結局は人が求めてしまう道です。先進国の様にそれが達成されると、今度は初めてエコロジーに矛先が変わります。とりあえず、そこに達するまではひたすらまい進するしかないのです。
 バラナシは今はまだ、エネルギー消費の少ないある意味でリアルなエコタウンです。一人当たりの二酸化炭素排出量はおそらく相当少ないと思います。でもこのエコタウンの現実は不潔で汚い。空気は喉がおかしくなるくらい汚れている。緑も少ない。喧騒と混沌、泥臭く人がうごめく貧困の町なのです。エネルギーを使わないリアルエコタウンの姿は案外そんなものです。きれいさを保つだけでも相当エネルギーを使わねばならない。東京がこれほどきれいなのは、きっとそのために莫大なエネルギーを使っているからです。

 バラナシに来ると、エコが先進国のエゴ、そして隠しエネルギーの助けで成立する蜻蛉(かげろう)かもしれないことを改めて気付かせてくれるのです。


 われわれ先進国は、もうしばらくすると現代エコロジーの思考に飽きてくるかもしれません。その時、この町はそのタイムラグで出来た断層をどのように消化するのでしょうか。




L1000909_convert_20110507121159.jpg
<滞在したガンジス川沿いの高級?ゲストハウス、極彩色の塗り重ね>


L1000969_convert_20110507120006.jpg
<トイレは水洗、タイルでリフォームされ壁に電気温水器が。暑いから水でもいいが、お湯があれば使うな~。でも窓ガラスは無し。>


L1000970_convert_20110507120058.jpg
<壁付き首ふり扇風機。これがあれば十分快適。横にヤモリ(本物)>


L1000971_convert_20110507120144.jpg
<壁付き液晶テレビ。こんなの一度も見なかった。必要ないな~。上にまたヤモリ(本物)>


L1000966_convert_20110507121922.jpg
<枕元にLEDランプが、、まあ便利だけど、、、>


L1000967_convert_20110507121720.jpg
<そしてとうとうクーラーも入っていた。あればつけっ放しに使うよ当然>





木の凄い家」本舗
スポンサーサイト



  1. 2011/05/03(火) 14:54:58|
  2. ゼロカーボン/伝統工法・世界基準
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ライブウッドとライブフード

 ライブウッドとライブフード

 伐採された木の中にも「生きている木」と「死んでいる木」があります。その違いに対して明確な定義があるわけではありません。伐採された木は死んでいるからどう扱おうとかまわない。これが傲慢な現代人の態度なのです。
 伐採後、酵素が死なないように扱われた木を「生きている木」と仮に定義してみます。酵素の存在は生命活動の根源をつかさどる点で生物の証と言えるからです。

 一方で、酵素が生きているかいないかの原理を食べ物に応用してみるとローフードの世界につながります。世界の健康志向のセレブはローフードにはまっている人が多いらしいですね。食材によって違うのですが45度から50度くらいで酵素を保存したまま脱水乾燥調理するのです。我が家も先日、デハイドレイターマシンを購入してみました。パイナップル、キウイ、りんご。バナナ、オレンジ。トマト。かぼちゃ、人参と片っ端からデハイドレイトしてみました。
 結果はというとやはり美味しい~。電子レンジを使った高温乾燥と比較してみると一目瞭然。電子レンジに入れた食材は相当につらい思いをして苦しんで死んでいる感じです。全然味が違うし、栄養もまったく壊れているに違いありません。


L1020003_convert_20110516145457.jpg
<ビフォア>



L1020006_convert_20110516145606.jpg
<アフター>


 私は木を使う時、それが生命素材であることの表現をしようといつも思っています。その為に、いつも見た目に艶かしく美味しそうにと言い続けているのです。本当に身近に愛着を感じると、人はそれを抱きしめて頬擦りしたくなる。口に入れ、食べたり舐めたりしたくたくなる。人にとって木はそういう存在であってほしいと思うのです。

 艶かしく美味しくする為に、木だって高温乾燥せず天然乾燥か低温デハイドレイトに限ります。木が食べられればその差は一目瞭然なのに、、、。それが出来ないから上手く「生きている木」の良さが伝わらないんです。






木の凄い家」本舗
  1. 2011/05/16(月) 15:08:51|
  2. 生命素材主義
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

木暮人倶楽部設立総会@エコプラザ

 木暮人倶楽部設立総会@エコプラザ

 木暮人倶楽部設立総会が開催されました。2部の研究発表会のために会場にいらした京都大学の高部先生に木材の酵素についていろいろ話を伺いました。私の描いていたシナリオとちょっと違う学問的事実にガッカリ。このことについては後日詳しくまとめたいと思います。

木暮人倶楽部設立総会動画配信



木の凄い家」本舗
  1. 2011/05/20(金) 22:45:05|
  2. 出来事雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ロハスデザイン大賞2011@新宿御苑

 ロハスデザイン大賞2011ライブトーク

 20~22日まで新宿御苑でロハスデザイン大賞2011が行われました。21日のライブトークに出演しました。炎天下のステージで目が開いていられないほど。お客さんが少なく寂しかったけど杉の木に対する熱い思いは伝わったかな?


繝ゥ繧、繝・003_convert_20110523102758
<頭がジリジリ、、>


木の凄い家」本舗
  1. 2011/05/21(土) 23:17:07|
  2. 出来事雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

木暮人倶楽部@月舞台

 木暮人倶楽部@月舞台

 あいにくの雨の中でしたが、木暮人倶楽部部会及び月舞台見学会が行われました。木暮人職人倶楽部発足ということで浜松から二橋棟梁、小田原から山田棟梁も参加してくれました。若手の意識の高い職人さんがあつまって盛り上がりました。設計部会では澤野さんが木造文化の衰退の背景と復興の指針に関わる話をされました。
懇親会を含めて夜の11時まで。参加者12名。宿泊者2名。消費酒量、日本酒2升、ワイン4本、ビール数本。恐るべし!



28+008_convert_20110530100423.jpg
<ワインを飲みながらゆる~い感じの木暮人>



木の凄い家」本舗
  1. 2011/05/28(土) 23:43:28|
  2. 出来事雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる