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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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月的寓居Ⅱ建築レポート(その3)

 神様の正体

 9月5日大安吉日、月的寓居Ⅱの地鎮祭が行われました。最近は省略されることが多い祭事です。確かにやってもやらなくても気持ちの問題だといって片付けることは出来る。形骸化したただの儀式ならいずれ近いうちに消え行く風習でしょう。実際このような幾多の祭事や風習がすでに消えてしまいました。

 家を建てるためにその土地の神様の許可をもらう。神様を呼んでお供えをし、邪を払い土地を清める。何と豊かで人間的なストーリーだろう。豊かさとはこういったストーリーを大事にすることだと思う。神様というと色眼鏡で見がちだけれど、土地と建物の関係性という形のないものを具現化してくれるのが神という存在なのです。これがないと土地と建物は互いに無関係ということで無味乾燥に終わってしまいます。
 建売やマンションのように住宅が購入する商品になってから、この豊かな関係性すなわち土地の神様はお隠れになってしまいました。

 自分の身の回りのあらゆる局面に正しく豊かな関係性を求めていけば、それが跳ね返って自分を豊かにしてくれるのは当たり前な事ですよね。この豊かな関係性の媒体が神様の正体だろうと私は考えています。個人も企業も国も同じ。宗教もこう考えれば納得できるかもしれません。

 施主のUジロウ夫妻は、お供えの立派な鯛をもち帰ってアクアパッツァ地鎮祭風を作って楽しんだそうです。土地の神様を鎮めた後、その御裾分けでまた楽しむ。こういった豊かな関係性のおこぼれで時間をどんどん埋めてゆく事。これぞ神の思し召し。




神様降臨の結界




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  1. 2009/09/08(火) 11:15:50|
  2. ムーンハウジング/月的寓居
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  4. | コメント:2

月的寓居Ⅱ建築レポート(その4)

 ダイナミック、かつ艶かしく美味しそうに

 昨日、天竜に行って梁の加工の打ち合わせをしてきました。迫力の化粧梁です。木の迫力、存在感、生命力を存分に表現する狙いがあります。月の明かりを吸収していぶし銀の輝きを見せる木肌をイメージしています。大工さんには「とにかく艶かしく美しく美味しそうに加工してください」とお願いしました。

 ここから先は職人魂に託すしかない。きっとうまくやってくれるでしょう。


P1020360_convert_20090917100955.jpg

<冬季新月期に伐採され葉枯らし天然乾燥された最高の天竜杉の大梁、美味しそ~!>




  1. 2009/09/17(木) 10:44:16|
  2. 生命素材主義
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

月的寓居Ⅱ建築レポート(その5)

 原寸模型でチェック

 またまた天竜に加工の最終確認に行ってきました。
 今回の家は左右で勾配の違う寄せ棟造りを整合性のある骨組みの中に納めるという難しい仕事が含まれています。加工場に入ると早速問題部分の原寸模型が出来上がっていました。この模型を基にして詳細を検討していたら納まらない部分が次々出てきて全員思わず沈黙状態に陥ってしまいました。

 大工さんが作ってくれた原寸図と原寸模型がなかったら問題点すら明らかにならなかったでしょう。そうなれば現場の混乱は眼に見えています。
 誰もやらなかった事は何らかの問題や困難が内包されているものなんですね。でもそれを乗り越えて表現が完結するとそれはそれはすばらしいものになる。
 一方で、半端なアイデアだけ先行して現場任せになると、それはそれはみっともないものになってしまう。この差は桁違いに大きいものです。



 設計は怖い仕事なのですよ。



P1090579_convert_20090930115923.jpg
<梁の仕上げの肌触りチェック>




P1090584_convert_20090930120004.jpg
<振れが登り棟の芯に来ないからなぁ~>
 


P1090587_convert_20090930120040.jpg
<え~っとね、、これがこうなって、、、>






  1. 2009/09/30(水) 11:57:19|
  2. 生命素材主義
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  4. | コメント:2

プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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