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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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月相と葉枯らし乾燥

 月相と葉枯らし乾燥

 先日、天竜での会合において京都大学の高部先生から興味深い話をいただきました。葉枯らし乾燥の効果は辺材のフェノール化の進行によるもので、これによって擬似的な心材化が起こるのではないかと言う事でした。木材の心材部分は防腐成分も豊富で腐りにくい。材料として木を使う場合は、切り倒した後葉っぱをつけたまま放置して自然の力でゆっくりと乾燥させるほうがより腐りにくい木になってゆく。いい話ですね~。
 樹木のフェノール化や栄養分の分解消費にある種の酵素の活性が関わっていることはないのかという質問に対しては「分からない」ということでした。

 チーズの醗酵に月が関係しているという話を聞いたことがあります。小さな生物の世界に月が大きく関与している可能性は大いにあると想像できます。樹木の中のある種の酵素が月の影響で活性化され、フェノール化の進行にも影響を与えているのでは?そうだとすれば月相と木の物性が酵素の働きを通して相関している、、、、。私の想像はますます膨らんだのですが、その証明は難しいという高部先生のお答えでした。

 でも神秘性は証明できないほうがいいんです。「わからない=可能性が否定できない」という学者の答がかえってうれしく感じました。




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  1. 2009/08/10(月) 10:39:39|
  2. 生命素材主義
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その1)

 月的って・・??

 絹ヶ丘SILK-HUT「月舞台」に続いて月的寓居の第2弾の建設が始まろうとしています。場所は杉並区の閑静な住宅地。一年前から計画を進めてきました。省エネ、エコロジー、健康性が大流行の住宅業界ですが、その先にあるもっと不変的根源的価値を表現したいと思っています。
 物理的価値観が満足されると精神的価値に矛先が向く。太陽と人の関係を上手くコントロールしたパッシブ設計の後は、月と地球と人の関係を反映させる建築術が必要となるのです。
 作り手と住み手と環境、そして歴史的時間の総体が正しく豊かな関係性で結ばれる。これは実に難しいことなのですが、少しでも理想に近づけたい。そのためにみんなで力をあわせたいと思います。

 これから半年以上を掛けて、この家を題材にしながら月的な豊かな関係性の具体例を紹介していきます。人が住む空間がどのようであるべきか、どのように作られるべきなのか。工業製品のアセンブルで組み立てられる現代住宅のあり方に対するアンチテーゼです。
 住宅に関わるさまざまな問題が浮き彫りにされてくるでしょう。施主と喧嘩になるかもしれません。でも最終的にはある疑問の答えに収束します。我が施主のUジロウさん夫妻も、この時はじめて「なるほど月的だな~」と合点がいくに違いないのです。




P1020124_convert_20090825091733.jpg

<月的寓居Ⅱ建設地>





  1. 2009/08/25(火) 09:50:24|
  2. ムーンハウジング/月的寓居
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その2)

 これでいいのか!長期優良住宅「200年住宅」

 住宅の優良ストック化を進めるという触れ込みで、いきなり出来てきた長期優良住宅普及促進法。ついこの前までセンチュリーハウジング(100年住宅)といっていたのが今度は倍の200年になった。いい加減だな~という気持ちと少しはマシになるのかなという気持ち半々。そこで今回の月的寓居Ⅱプロジェクトでも、急遽認定申請することにしました。これは7月の段階のことでした。
 認定基準のほとんどは住宅性能表示の等級の流用です。認定自体を目標とするならそんなに難しいことではありません。実際床に合板を加えたり、浴室周りにユニットバス用部品に取り替えたり、、、変なことさせるな~?とは思いましたが、とりあえず認定審査はパスしました。

 しかし、何でこれだけで200年住宅といえるのか?こんな制度に迎合した建物を作ること自体がストック化の意味を捻じ曲がるものになるのではないか?という思いがでてきました。施主のUジロウ夫妻もこのことにすぐ気付き、やる気をなくしてしまいました。100万円の補助金、税制上の優遇処置、ローン減税で消費者のモチベーションを上げる事を狙った景気対策手段程度のものにしか見えません。

 住宅を100年200年の規模で優良資産化するには、それだけ重く長い100年200年規模の思いや時間の価値を包括する何かを兼ね備えていなければならないと思うのです。このことが今の住宅に最も欠けていることなのです。それはたとえば100年培われた技術だったり100年の素材の熟成だったり成長だったり。そしてそれをしっかり心に受け止める住人の「思い」が必要なのではないでしょうか。

 国の定めた安易な認定基準を盲目的に実行し、その場だけの合理性でパタパタ作ったインスタント住宅が何故200年住宅になりえるのか。まったくもって悲しくなるほど分かってないですね~。




  1. 2009/08/27(木) 10:18:24|
  2. 環境効率/資産価値
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プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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