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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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サーカディアン・リズムの重要性

 サーカディアン・リズム

 住居にサーカディアンリズムを反映させる為に一番重要なのは朝日の力です。医学的にも証明されていますが、人間のような本来昼行性の生き物の体内時計は24時間より少し長くなっています。この違いは巧妙な自然のしくみです。色々な要因で体内時計が変化してしまうのを朝日を浴びることでリセットしているのです。
 この原理は目の奥にあるメラトニン受容体の働きが握っています。朝日を直接見るのではなく、朝日のさす方向の青い空の光を見るのです。ちなみに朝日を浴びてからおよそ15時間後に眠くなるように体内時計はセットされています。

 この仕組みを知らずに不規則な生活を続ける多くの現代人は、様々な体の不調を訴えることになります。そして薬の世話になることでよけい体をダメにしているわけです。
生活習慣病予防の原則に「規則正しい生活をしましょう」とあります。このこと自体当たり前と思うだけで、実は重視していないのが現代人です。すべての生物は体内時計とサーカディアンリズムを合わせて生活していますが、人間だけがこれを狂わせて平気でいるのです。

 人間が夜に行動するようになったのは、おそらく経済拡大が目的です。人間が皆夜寝るようになったら地球の経済規模は今の半分以下になるはずです。本来それで問題は何もないはずです。活動量が半分になれば経済規模も半分でいい。自然のリズムに調和して生活すれば平和で病気も争いも半減するでしょう。

 このように、体内時計のしくみと重要性を認識すれば朝規則正しく起きて朝日を浴びることを最優先に考えるはずなのです。そうなれば家の作り方も大部変わってくるのではないでしょうか?



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<朝の光はブルーライト。メラトニン受容体に作用して16時間後に眠くなるように体内時計がリセットされます>


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<夕方は赤い光。副交感神経優位にリラックスさせる光です>





森林・環境建築研究所

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  1. 2015/02/13(金) 14:27:06|
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フォレスト・リズム(FOREST RHYTH)

 フォレスト・リズム(FOREST RHYTH)

 自然はリズムを持っている。これらのリズムは惑星の円運動や回転運動から派生したものである。だから全ての生物の持つリズムは出所が一緒ということだ。だから統一されていて全体として何時でも調和する。森の枝葉の触れ合う音だって調和リズム(1/f)だから人は心地よいと感じるのである。

 一方、カプセル化した現代住居の内部は別の統一リズムに溢れている。このリズムは別の回転運動に由来するものだ。電磁波や電界、電子音や照明に至るまで全ては交流電圧サイクル50Hz/60Hzから生ずるものである。このリズムは言うまでもなく人為的な発電コイルの回転数によるもので自然とは何の関係もない。

 人が安らぐはずの住居内リズムと自然のリズムとの解離。体内リズムが狂ってしまうのは当然だろう。

 そう考えると、住居は自然の持つ大きなリズムを住人に繫げ、人工リズムを人に与えないように計画されなければならないことがよく分かる。



惑星



森林・環境建築研究所
  1. 2014/07/17(木) 15:17:30|
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ムーンハウジング(月的寓居) 英語版

Moon housing

To build a house using the sun that is the root of energy is a solar housing. It is the earth housing to do the absorption control for strong solar energy that tends to drive recklessly. And, the road to the Moon housing leads us to the next stage.

The half of our time is a night. Modern people seem not to spend the night as a night yet. The living thing on the earth except human acts to divide daytime and the night time. Only modern people are acting at night just like in daytime. The reason is that the modern house is turning to a device that the night is made to daytime.

When the sun drops, man should also change the headwork just like other animals.
The excitement mode by working of the sympathetic nerve for the activity in daytime is quietened, and it switches to a parasympathetic mode. This is a biological rhythm of original man.

I think the purpose of the dwelling is to switch the human body to the mode at night, and to produce the situation in which it can repose.
Therefore, the wave motion of the life material and swinging of environmental energy of nature are needed in the dwelling space.
Lately construction is being overemphasized to visual information, that is, the surface design in excess.
Information on the space that originates in the dark is deep and essential for the resident. In this respect, idea above-mentioned like ‘earth housing’ and ‘life material principle’ is very important element to support the moon housing.



ムーンハウジング(月的寓居) 日本語版


  1. 2010/11/17(水) 12:19:33|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その18)

 照明ではない、ただの光源

 人にとって心と体が休まるのは夜です。人の体は夕方を境に興奮系の交感神経主導からリラックス系の副交感神経に切り替わります。住居の本質は本来夜に発揮されるもの。だから照明のあり方は大切なのです。

 せっかく大地の安定感と森と樹木の生命感や暖かさが主役になるような空間を作ったのだから、それを邪魔しない控えめな光源がほしい。既製品の照明器具ではどうも合わないのです。

 本当は月の明かりだけで生活で来たら理想なのですけどね。



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<大梁に埋め込まれたソケット>





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<熱を発生しないLEDランプだからこんなことが出来るのです>




関連ページ「木の凄い家本舗」


  1. 2010/02/24(水) 09:15:16|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その17)

 手作業に込められたエネルギー

 いよいよ壁の左官工事も終了。最後に残った黒漆喰の曲面壁が仕上がりました。左官の職人さんに「仕上がったので見に来てほしい」と言われ車を飛ばしました。職人さんがああやりたい、こうやりたい、もっとやりたいとノってくれる現場はいいものです。創造力と技術と工夫が伴う労働が作り出すものは一味もふた味も違うとつくづく思います。
 空間を作る地球素材の圧倒的な生命力と職人の投入した手仕事と知性のエネルギー。暗闇で視覚が閉ざされたとき、なおも感じることの出来る芳醇な空間の情報を組み込むことが今の住宅に欠落しているのです。住居の本領は活動する昼ではなく、心と体を癒す夜にあるのです。視覚デザインだけでは完全な片手落ちです。




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<この壁は黒漆喰でやりてーなー>



関連ページ「木の凄い家本舗」


  1. 2010/02/09(火) 17:47:47|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その16)

 彫刻のような?左官

 いよいよ大工工事も終わりに近づき左官工事が佳境に入ってきました。手作業の温もりや人間的自然さを込める左官屋さんの仕事は空間作りには大変重要です。一般住宅ではボードにビニールクロスを張って作る壁、天井が多いのですが、私は居住空間には左官仕事は欠かせぬ工程だと思っています。

 現在、室内の漆喰塗りの前に外壁の下地工程の塗り込みに入っています。コーナー出窓のアール部分の形状が難しく、打ち合わせどおりに行かず、職人さんも考え込んでしまいました。削り取ってやり直しという結果は気の毒でした。左官屋さんだか彫刻家だか分からない状況になってしまいました。

 世間では建築の職人さんが手間を惜しむ風潮にあります。手間をかけ想像力と技術を発揮してこそ職人のプライドが保てるはずなのに。建築の職人がプライドを発揮するような仕事内容を求められていない。この事が物つくりの危機的環境を生む原因となっているのです。

 いやな顔ひとつせず、より良い物を目指してやり直す我々の職人さんに一筋の希望を見出しました。




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<せっかく塗ったんだけどな~>




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<仕上がりが楽しみです>





  1. 2010/01/25(月) 16:12:19|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その13)

 手わざの痕跡

 外壁の下地が出来上がってきました。左官の手仕事の痕跡を残すためにコーナー部分はアール加工してあります。左官仕上げの表現のために下地を作る大工さんの仕事も大変です。現代の建築現場は手間を惜しむ風潮にありますが、手間を掛けていい物を作る創造の喜びが一番大きなものであるべきだと思います。



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<断熱気密層、通気層の上に木摺板が貼られています。さらにこの上に透湿防水シートを張り、
網付けをしてから左官屋さんが入ります。>



  1. 2009/12/16(水) 10:02:45|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その12)

 太陽と月の確認

 月的寓居Ⅱの工事は順調にすすんでいます。屋根葺き工事も終わりサッシもつきました。開口部と空間のボリュームが現れると日の光の入り方、風の流れ方、月の見え方がある程度確認できるようになります。まあまあ上手くいった様でほっとしています。太陽と地球(大地)と月、そして樹木がお互いに呼応しあう空間。人間の原始住居のスタート地点であった森林と洞窟のコラージュのような空間を狙っています。


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<敷地が建物で囲まれている為、この家自身が太陽の役割をする窓を持つ必要がありました。夏は
排熱窓として機能します。これから太陽光パネルが設置されます。>



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<季節ごとに時間ごとに光の状況が変わります。生活の中に太陽と森がある。夜は森の豊かな静けさ、
そして月が共にある空間です。>





  1. 2009/12/10(木) 09:57:12|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その10)

 陰翳礼讃(いんえいれいさん)賞賛!

 谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を読み直してみました。薄墨や障子明かりの文化。太陽より月の文化。失われた日本人の心の分析は改めて現代人の興味を引くものです。
 彼の中では暗がりの住空間は古民家のアナロジーであろうけど、私はさらに洞窟にまで演繹することができると思います。薄暗闇の洞窟の入り口付近は原初的な人の文化の発祥地に違いない。少し難しい話ですが、現生人類は暗闇の洞窟でデジタル言語を会得したことによって誕生したという学説もあるくらいです。だから住居にも原初的な洞窟のアナロジー、すなわち人間的な安定の薄暗闇があることが人を安心させ癒しを与えてくれるのだと思います。

 それに比べて今の家は明るすぎますね。昼も夜も白くのっぺり明るい。家に帰ってきても疲れてしまいます。だからといって電気を消すとどうなるか?そこにはただのっぺりした暗い空間。暗闇に奥深さがありません。工業建材が貼り付けられた空間だからです。
 暗くした時に洞窟のように神秘性が現れるかどうかが人の求める住空間の本領なのだと思います。視覚が利かないと他の感覚が目覚めだし、空間を作っている物質の本質を感知するのだと思います。

 闇にして豊潤な家。そのような家は確かに月の光や蝋燭の灯火が映えるはず。まさに陰翳礼賛!現代住宅は暗闇に豊かさを与えることができないとしたら悲しいですね。

 陰翳礼賛を読み直して、改めて木と月明かりの相性を確信しました。




  1. 2009/11/25(水) 14:51:10|
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月的寓居Ⅱ建築レポート(その3)

 神様の正体

 9月5日大安吉日、月的寓居Ⅱの地鎮祭が行われました。最近は省略されることが多い祭事です。確かにやってもやらなくても気持ちの問題だといって片付けることは出来る。形骸化したただの儀式ならいずれ近いうちに消え行く風習でしょう。実際このような幾多の祭事や風習がすでに消えてしまいました。

 家を建てるためにその土地の神様の許可をもらう。神様を呼んでお供えをし、邪を払い土地を清める。何と豊かで人間的なストーリーだろう。豊かさとはこういったストーリーを大事にすることだと思う。神様というと色眼鏡で見がちだけれど、土地と建物の関係性という形のないものを具現化してくれるのが神という存在なのです。これがないと土地と建物は互いに無関係ということで無味乾燥に終わってしまいます。
 建売やマンションのように住宅が購入する商品になってから、この豊かな関係性すなわち土地の神様はお隠れになってしまいました。

 自分の身の回りのあらゆる局面に正しく豊かな関係性を求めていけば、それが跳ね返って自分を豊かにしてくれるのは当たり前な事ですよね。この豊かな関係性の媒体が神様の正体だろうと私は考えています。個人も企業も国も同じ。宗教もこう考えれば納得できるかもしれません。

 施主のUジロウ夫妻は、お供えの立派な鯛をもち帰ってアクアパッツァ地鎮祭風を作って楽しんだそうです。土地の神様を鎮めた後、その御裾分けでまた楽しむ。こういった豊かな関係性のおこぼれで時間をどんどん埋めてゆく事。これぞ神の思し召し。




神様降臨の結界




  1. 2009/09/08(火) 11:15:50|
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プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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