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Forest Symbiosis Theory

Concepts of forest symbiosis housing and forest medicine for foreigners.

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月的寓居Ⅳ完成(月的寓居Ⅳ建築レポートその4)

 月的寓居Ⅳ完成(月的寓居Ⅳ建築レポートその4)

 レポートをサボっているうちに、とうとう完成してしまいました。つくづく大工さんの技術は凄いなあと思います。木という素材の素晴らしさも、改めて再認識しました。家は家族みんなのものだということも。家に中心があるということは凄いことです。中心があればみんながまとまるからです。そういう力を感じました。
 家族全員で天竜の山に入って、力をあわせて伐採した桧の大木の元に、久し振りにまた家族が集合しました。これから100年のオーダーで、世代を超えて住み継がれる家になってほしいと思います。




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<中心柱を2階から見上げる>



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<一階土間に建つ中心柱>



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<さわやかな風が渡り木漏れ日に溢れる>



「木の凄い家」本舗
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  1. 2013/03/18(月) 14:53:25|
  2. 環境効率/資産価値
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Q値C値はどうなる?

 Q値、C値はどうなる?

 低炭素建築物の認定制度講習を受けてきました。ここ15年くらいで建築の環境性能の評価や基準がどんどん新しく制定され、認定申請も複雑極まりなく、性能理論の勉強も大変である。急に作った理論だから、おかしなところは修正しなくてはならないのは分かる。そうこうしているうちに目標値自体が欧州基準に合わせてだんだん厳しくなってゆく。勉強しても変化が早くついていけない。

 今まで一番疑問に思っていた熱損失係数(Q値)は、外皮熱還流率に変わるらしい。これは当然だと思うが、熱損失係数(Q値)自体の概念は残すという。そもそもQ値ではブレが大きくあてにならないから外皮平均熱還流率に修正したのだから、もうQ値は必要はないのでは?Q値が変更されたらC値も変えなければならないのでは?

 ただでさえ複雑で面倒な計算。使わない数値はどんどん抹殺して単純化してほしい。



「木の凄い家」本舗
  1. 2012/12/17(月) 17:29:27|
  2. 環境効率/資産価値
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「石膏ボード」というパンドラの箱

 「石膏ボード」というパンドラの箱

 石膏ボードは安価で建築にはなくてはならない便利な建材である。今の家の内装は、壁も天井もほとんどが石膏ボードが張り巡らされると思って間違いありません。
 石膏というと聞こえはいいのですが、これらの石膏は天然石膏ではありません。大気汚染防止のために工場の煙突につけられる硫黄酸化物を取り除く脱硫の過程で出る大量の副生物をかためて再利用したものです。産業廃棄物の再利用だから安価で当然ですね。本来捨てるはずの産業廃棄物の受け皿に建築がなっているという見事?な循環構造なのです。CASBEEE(建築物総合環境性能評価)のリサイクルスコアも石膏ボード使用は評価されます。

 しかし、この副生石膏は家でおとなしく壁の下地になっている間はいいのですが、家が壊され廃棄される過程で有害な硫黄が遊離してくる。その為に分別処理で管理しなくてはならないことになっています。しかし建築廃材の分別は複合材の場合大変難しいのが現状です。廃棄時の環境汚染の問題は、これほど膨大に使用されている石膏ボードでは今後大きな問題となるでしょう。

 工業建材で出来た家は廃棄時の問題には全く答えられないのが現状です。「壊してほっとけば土に返る」そんな家を現代に求めるのは不可能に近いことです。しかし、大資本にコントロールされたおかしな常識は事は少しずつでも見直していかねばなりません。





木の凄い家」本舗
  1. 2011/08/31(水) 10:42:44|
  2. 環境効率/資産価値
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木のトレーサビリティー<月的寓居Ⅲ建築レポート4>

 木のトレーサビリティー<月的寓居Ⅲ建築レポート4>

 月的寓居Ⅲで使う木は一本一本履歴が管理されています。天竜TSドライ協同組合のの榊原さん、森下さんにお願いしてます。いつもの安心できるメンバーです。

 木材の履歴管理は工業製品で言うところの品質管理保証のようなものです。フランスワインやチーズの世界ではAOC認定制度(原産地呼称統制)という長い歴史の中で成立してきた制度があります。こんな制度を日本の木に適用してみたらどうかという話しが、その昔、宮嶋望さんからあって議論したことがありました。
 
 現実的には産地や樹齢、形態情報、伐採時期と乾燥期間や方法を、独自に生産者が自主管理体制をつくり、自分の場所に定着させることがまずは必要だと思います。まさに今、天竜TSでやっていることが日本中に広がればいい。私は天竜の試みに心から敬服していますが、これがどのように信頼を得てゆくことになるのかをずっと見守りたいと思っています。木の品質管理は信頼が全て、心の世界なのです。


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<一本ずつ履歴管理された木を使ってそろそろ加工が始まります。バーコードに情報が詰まっています>




木の凄い家」本舗
  1. 2011/08/03(水) 09:25:18|
  2. 環境効率/資産価値
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LCCM(Life Cycle Carbon Minus)住宅デモンストレーション棟

 LCCM(Life Cycle Carbon Minus)住宅デモンストレーション棟

 筑波の建築研究所内に作られたLCCM住宅を見学してきました。なんでも住宅の建設時、使用時、廃棄時における二酸化炭素排出量を抑え、かつ太陽光発電などでエネルギーを創出することで30年後の炭素排出の収支をゼロにした住宅らしい。



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<真南に開いた多機能開口部>



 南面に多機能開口部をもち、開閉の調節をしながら温度干渉地帯を作り、縦風洞で通風を促進する。基本的なパッシブ原理は日本の伝統住宅そのものです。縁側空間とそれに繫がる生活空間の重層をレイヤーと表現し、平面レイヤーと縦方向の温度勾配を作り出す積層レイヤーという表現が新しくて面白いと思いました。


 自然エネルギーの多様で複雑な条件を複雑に解けば形は複雑になります。複雑な問題を簡潔に解いて形にすると、それでは伝統住宅の焼き直しになってしまい面白みがないのかな?そこに悲しい建築家の性(さが)が出てしまったように思います。複雑な形の通風塔は賛否が分かれるところでしょう。




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<北側の通風塔>

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<通風塔内部。窓は結構小さい。コンピューターのシュミレーション結果を反映してるらしい>


 個人的にはあまり興味の湧く建物ではありませんでした。やはり生命性というか人間性の感じられない空間だったからです。自然の多様性は生物の多様性と一連です。カーボンマイナスは時代のスローガンですが、住居にはやはり生物生命感覚が不可欠だということを確認できたのが成果でした。






木の凄い家」本舗
  1. 2011/06/09(木) 22:09:21|
  2. 環境効率/資産価値
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幸せの経済学

 幸せの経済学

 渋谷のアップリンクで「幸せの経済学」を見ました。ラダックの人々の生活から、何が本当の幸せかを読み取るといった感じの映画かなと勝手に想像してました。ところが実際はアンチグローバリゼーションキャンペーン、そしてローカリゼーションを賞賛する押しの強いインタビュー番組といった風でした。
 この映画に影響を受けてローカリゼーションを志向する人は大勢出てくるに違いありません。私としてはこれに対抗するグローバリゼーション推進の意見を重ね合わせて、見ている人は考え方のバランスをとる必要があるのではと感じました。過激さはわかり易さを生み出しますがバランスを失います。


幸せの経済学
  1. 2011/06/02(木) 22:05:50|
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適材適所の会「杉の勉強会」

 適材適所の会「杉の勉強会」

 95歳の現役きこりさんの口伝。その映像編集を見せていただき解説をいただきました。小さな老人が全く見事に木を倒す映像は鳥肌物でした。大きなチェーンソウで深々と切り目を入れてゆく過程と、楔を打ち込んでねらった方向にまっすぐ倒れる木を見送る映像が、妙に対比的映像として心に残りました。

 林業の世界でも建築の世界でも、道具が電化された時点で木の価値は大きく変化したと思います。両方の時代を体験している職人技能者は、もう多くは存命してはいません。
 道具が電化された時、その道具の使い手はどう思ったのでしょうか?おそらく楽になったと単純に喜んだに違いありません。労働は哲学ではなく、おおらかな日常の延長にあるものだからです。でもここに彼らしか語れない瞬間、近代において大きく物の価値と労働の価値がシフトチェンジした瞬間があります。
 この瞬間の意味を現代から振り返って一言ほしい。どんな一言でも、そこに現代の先細りした労働へのアンチテーゼが掘り起こせるヒントが埋もれていると思えるのです。

 私が長老と呼ばれる高齢技能者に心引かれる理由はここにあります。この点で長老にはまだまだがんばってほしいと思うのです。





木の凄い家」本舗
  1. 2011/03/27(日) 21:31:17|
  2. 環境効率/資産価値
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オール電化住宅の終焉?

オール電化住宅の終焉?

 3月11日の東北関東大震災。被災された方には心からお見舞い申し上げます。何も出来なくてもどかしいのですが、せめて被災地で復興活動をしている仲間を支援することで後ろめたさを紛らわしています。
 さて、地震の復興は時間がたてば進んできますが,原発の問題は先が見えてきません。あれだけ杜撰な核管理が表面化した以上,原子力発電振興の時代は終わりを告げるでしょう。深夜電力利用制度は原子力発電システムの上に成り立っていますから、これもなくなることになります。そうなるとオール電化住宅はどうなるのでしょう?太陽光発電のスマートグリッド構想に拍車が掛かるか?太陽光発電の普及は東京電力の破格のサービス売電システムで成り立っていますから、東電が倒れればこれも成り立つかどうか。

 革新技術は世の中を大きく変えますが、この事で同時に大きな危うさを孕む事になるのですね。私たちの身の回りは今、革新技術に溢れています。いつも伝統を振り返りながらあえて革新に踏み出さない事。これがもうひとつの価値観になる時代の到来を予感します。
 


木の凄い家」本舗
  1. 2011/03/23(水) 10:00:00|
  2. 環境効率/資産価値
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環境資産価値 英語版

Environmental asset value

Needless to say, construction is integral with land. And land is integral with the environment in the region. And, the asset value of construction is strongly influenced by a surrounding environment and influences also. It is the same as making the environment there to build the house. Therefore, doing the design that improves a surrounding environment becomes a big investment that comes back after all.
We enclose the site in the wall, and have made only the shut one's own world freely and selfishly. As a result of continuing such a thing ,the town, scenery, and the environment are destroyed, and have become the results of voluntarily lowering asset value.
I think that architecture should be gentle to person's eyes and environment, even if the site is enclosed or opened to the environment . And, I think that it should be the one that time passes, it ripens, and the charm increases.


環境資産価値 日本語版

  1. 2010/11/16(火) 17:13:21|
  2. 環境効率/資産価値
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ミネルギー・P

 「ミネルギー・P」って?

 建築の省エネルギーの基準は日本でも段階的に厳しくなってきています。この先どこまで厳しくなるのかと言えば、それは環境先進国のヨーロッパ、特にドイツやスイスの動向を見れば予想がつきます。ドイツのパッシブハウス基準のものすごさは日本でも話題になって来ていますがミネルギー・Pはそれのスイス版です。ミニマムエネルギー+パッシブの意味で日本でもこれからこの基準を横目でにらんだニュースタンダードが確立されるのではないかと予想しています。15年ほど前から草の根的に起こってきた日本の高断熱高気密の技術革新が成熟する前に、更なる大きな流ちょうに飲み込まれてしまう予感があります。


関連ページ「木の凄い家本舗」

  1. 2010/09/06(月) 17:30:50|
  2. 環境効率/資産価値
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プロフィール

Toshiya Ochiai

Author:Toshiya Ochiai
落合俊也(おちあい としや)
Toshiya Ochiai

建築家/ 森林・環境建築研究所 代表
Forest Baubiologie Studio Inc.


森林・環境建築研究所 Web Site

[Forest Baubiologie Studio]
http://www.fb-studio.jp/

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